ceatec
2009.10.07

アジア最大級の最先端IT・エレクトロニクス総合展と銘打つ、CEATEC JAPAN 2009に行ってきた。ITを舞台に、働きたい。未経験ながらもそう感じさせてくれたこの展示会も今年で4回目である。
悲しいかな。年々、目新しいものなどなくなり、たいした興奮も得られないのは、どうしたことか。そしてコンセプトが変わりつつあるんじゃないかと感じるこの展示会。ビジネス市場から個人に対するメッセージ性しか感じられない。
所詮は、人の手を介せば、必要な物でもないIT。アナログで活躍してきた僕たちにとっては、この不況の波では、無駄なコストとしてまず目をつけられる。なんでも売れていた時代が、一握りのものしか売れない時代になってきている。
売れないから、ヒットするかどうかもわからないユニークなものを開発するコストもなくなる。悪循環ぐるぐるじゃないか。この世界にはいってある程度の技術を身につけたら、一人でも生活できる金額を稼げるかと思ったが、毎度見るお馴染みの内容に雲行きがあやしすぎだと感じた。
ただ利用者目線でみると、面白い物が2つあった。
一つは、東芝のセルレグザ。
2TBの容量に8チャンネル分の番組を丸1日分記録できる。そのコンテンツを、名前やジャンルといった、まるでYouTubeのように、カテゴライズしてくれるみたいである。LEDバックライトやブラウザ搭載など、今の技術で出来るだけの機能を盛り込んだというテレビが100万円。個人的にはキーボードとマウスが繋げれれば、もはやPCいらずでもっといいんだけど、その機能に見合ったコンテンツをテレビ業界が配信できるのかが疑問。
もう一つは、五十嵐デザインインタフェースプロジェクト?のブースに置かれていたモニタであらゆる機械のコントロールをするシステムだ。
部屋をカメラで写している映像が設置されているモニタに映っている。そのモニタ上のライトをなぞると、実際にあるライトが点いたり消えたりする。モニタ上にあるカメラをタッチすると、実際に置いているカメラ内のデータがモニタに表示される。そのデータをモニタにあるテレビにもっていくと、実際にあるテレビに動画や写真が表示されるというシステムだ。
現時点ではデモ用で、実現には至ってないみたいだけど、お国のプロジェクトみたいなので、税金をフル回転して早くつくっちゃってください(笑)
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