すべからく磨くべし
2009.04.17

村上春樹著「風の歌を聴け」にでてくる「僕」の家訓に、「子供はすべからく父親の靴を磨くべし」とういう節がある。なんて事のない文章なんだけど、密かに惹かれるんです。
僕の勝手なジンクスの一つに、「良い靴っていうのは、幸せのある場所へと連れて行ってくれる」っていうのがあります。なので、靴だけはしょうも無いのは買いません。そして、履けなくなるまで履きつぶします。僕にとって、いい靴だから・・・という概念はないようです。
そんな靴に対してのネギライが、靴磨きだと思っています。だから、上の一文を見たときは、なんかジーンときたんですよね。外に出て稼いでくる父親への感謝以外に色んなことが詰まっていそうで、惹かれるんですよね。
そんな僕には、ガキンチョはいないので、自分でせっせと磨き上げています。ただ正直言うと、今まではたいした道具で磨いてなかったのですが、RedHatのハンズオンセッションに参加したときに、靴のお手入れセットを頂きました。
白と黒の布とワックスに黒ずみにブラシが2本、想像以上に豪華でしょ?値段もそこそこするんです。頂いたときは、普通に嬉しくて、いまや靴磨きがすっごい好きなコになりました。