疾走
2009.03.22
![]() | 疾走 上 (角川文庫) (2005/05/25) 重松 清 商品詳細を見る |
重松清さんの作品を読むのは初めてで、『優秀だったはずの兄が犯した犯罪をきっかけに一家は苦難の道へと追い込まれる』という背表紙の言葉が、本屋で僕に手を伸ばさせた。
というのも、ここ1年間、『孤独だ・孤立だ』とうるさく、悩んで、落ちている友達がいるので、孤立していく主人公シュウジの物語でも読めば、相談に乗ってあげれるかと思い読んでます。はじめは安易に読める物語でしたが、それがだんだん落ちていく。暗く重い。。。孤立・孤独じゃなく孤高を目指す姿が痛々しい。そしてちょいちょいエロい。いつ死んでもいい。。。そう考える主人公が女を抱きたい。繋がりたい。『ひとり』から『ふたり』になりたいっていうのはわかるけど、その描写がなんかエロい。
朝からスタバで上巻・下巻を読破するつもりでしたが、暗く重い話に泣きそうな顔になる僕。辛そうな顔になる僕。エロいシーンで興奮する僕。公共の場で感情の上下があまりにもコントロールできなくなってきたので上巻だけ読んで帰ってきました(笑)下巻はまたゆっくり読み進めよう。
あ~、相談のれるのかなぁ~。暗い。。。